日本の“1キログラム” 基準の重りを公開

重さの基準となる重り「1キログラム」基準の重りが公開されたそうです。

一般にはほとんど公開されたことがありませんでした。

「1キログラム」の質量の定義が今月、およそ130年ぶりに国際会議で見直されることになったので、一般に公開されたそうです。

「1キログラム」の質量の定義が今月、およそ130年ぶりに国際会議で見直されることになり、これまで厳重に管理され、ほとんど見ることができなかった現在の日本の1キログラムの基準となっている金属製の重りが、産業技術総合研究所で報道陣に公開されました。
1キログラムの定義は13日からフランスで開かれる国際会議で原子の重さを基準とする改定案に決まる見通しで、これまでのおよそ130年間は、フランスで厳重に管理されている「国際キログラム原器」と呼ばれる金属製の重りが基準とされてきました。
各国には複製が配布され、日本が保管する3つの重りは、明治時代は当時の農商務省などが管理し、その後、茨城県つくば市にある産業技術総合研究所が保管してきました。

2018-11-12 NHKニュースHPより

重さの基準となる重りなので、厳重に管理保管されていました。

日本の重りは複製ですが、原器はフランスにあります。

重さの確認や校正が必要な企業や研究機関などは。保管している重りからさらに複製をつくるなどして、はかりなどの重さの基準を守ってきました。

国内ではこの原器をさらに複製したものを各都道府県にある計量検定所などが保管していて、企業や研究機関などは自分たちが日頃使っている重りの校正などが必要な場合は、計量検定所の重りと比較をして重さを補正しています
国内ではこの原器をさらに複製したものを各都道府県にある計量検定所などが保管していて、企業や研究機関などは自分たちが日頃使っている重りの校正などが必要な場合は、計量検定所の重りと比較をして重さを補正しています。

2018-11-12 NHKニュースHPより

しかし長年の間に微妙に重さが変化するので、原子の重さを基準にした定義に見直すことが決まる見通しとのことです。

私たちの生活に直接影響があるわけではないのですが、より精度のよい開発研究が期待されます。